スマホを持ってない勢とAlexaでビデオ通話をしてみる
コロナのせいでここ2年くらい帰省していません。なかなか両親や親戚の顔を見る機会がないですね。
一応、実家と兄の家には以前、2台で半額のときに買ったEcho Spotを送りつけたので、ビデオ通話ができます。 まぁ、スマホ持っていれば別にLineとかでも良いわけなので、別にAlexaにこだわる必要は特にないですね。
ただ、今回、祖父母と叔母の家でもビデオ通話をしてみたくなったのですが、両方ともスマホを持っていません。
実家と兄には、物をそのまま送りつけるだけでしたが、今回は、割と苦労したので、その記録です。
0. 前提
インターネットとWifiが必要です。さすがにそれをリモートで面倒みるのは厳しいので、そこはある前提です。 Wifiのパスワードがわからない場合...は、結構大変ですが。WIndowsとかMacとかを使っている場合は、そっちから見れると思います。
まぁ、忘れてるという人は、デフォルトのパスワードでしょうから、ルータにデフォルトのパスワードの書かれたラベルtが貼られているかもしれませんので、それを探してもらっても良いと思います。
参考までに、祖父母は90歳オーバーでPCは一応使えますが...仕組みとかは分かっていませんので、wifi設定や通話は両親に頼みました。 叔母の方はPCは使えるけどスマホは持っていないという感じです。
1. ビデオ通話できるデバイスを用意する
選択肢がいくつかあります。
1番目のFireタブレットも最近のものはAlexa搭載しています。古いものでも、Alexaアプリが動けば大丈夫です。 2番目の普通のタブレット/スマホも、Alexaアプリが動けば問題ありません。 3番目は言うことないですね。でも、3番目にしたのには理由があります。EchoデバイスはAlexaアプリに依存しているので、スマホ持ってない勢にはハードルが高いです。
Fireタブレットはめちゃくちゃ安いのでおすすめですね。
最初、Fireタブレットで良いということに気づかずに、安く買った Echo Show 8 を祖父母用にしました。Alexaアプリは余ってるスマホにインストールしました。 まぁ、写真を表示するようにしておいて、こっちから勝手に見せたい写真を追加するとかもできるので、そんなに悪くもないかなと思っています。 叔母用には、自分が使っていたFire HD 8inch(古いやつ)にしました。古いやつなので、"Alexa"と呼びかけても反応しないです。
2. amazonアカウントを用意する
amazonアカウントを持ってるなら、自分で登録してもらえればそれが一番ですが、今回はちょっとハードルが高そうだったので、こちらでアカウントを用意しました。 祖父母と叔母の分で2アカウントを作りました。
各デバイスにアカウントを登録すればOKです。
3. 電話番号を用意する
ビデオ通話をするには、電話番号が必要です。amazonからSMS認証が来るため、SMSが受け取れる電話番号が必要です。 ※自分の電話番号を既に別のAlexa端末に登録している場合に、別の人用の端末に自分の電話番号は入れないほうが良いです。
適当にぐぐると、フリーのSMSを受け取れるサービスはあるんですが...フリーのものは使い回されるし、SMSのメッセージとかも他の人に読まれてしまうので、SMS認証のためとはいえ、ちょっと気持ち悪いので、やめました。
sonetel というサービスがあり、ここでSMSを受け取れる番号を取得できます。 この番号ですが最初は有効期限があります。Webのチャットツールを自分のサイトに設置すれば有効期限がなしになるようです(おそらく)。 月$2弱くらいので値段でしたので、僕は購入しました(USが一番安そうです)。
この番号を、各デバイスに電場番号として設定します。Echoデバイスの場合はデバイスのセットアップ中に入力するタイミングがあったと思います。 Alexaアプリは、設定 => マイプロフィール から入力できます。
なお、SMS認証後に番号を変更する場合、カスタマーサポートに連絡しないといけない(チャットでさくっとすむので、これは別にいいのですが)のと、解除申請後24時間たたないと実際に解除はされないそうです。お気をつけ下さい。
sonetel の電話番号にSMSメッセージが来ると、登録しているメールアドレスに対して内容が届きます。メールをチェックしてSMS認証を済ませましょう。
4. 連絡先に登録する
自分のスマホに入っている連絡先に、取得した電話番号を追加します。Alexaアプリと連絡先の連携をしていない場合は、Alexaアプリの連絡先に追加します。
通話 => 右上の人のマーク => 新規 で追加できます。ここに、先程取得したSMSの番号を入れればOKです。
自分以外にも通話したい人がいるなら、その人たちにも、取得した電話番号を渡して連絡先に登録しておいてもらいましょう。
5. 動作確認
送って動かなかったら悲劇なので、動作確認をします。
- 自分のEcho/AlexaアプリからAlexaビデオ通話を試す
- 相手のEcho/AlexaアプリからAlexaビデオ通話を試す
以上ですね。うまくつながればOKです。念の為、自分以外の家族とも通話しておけば良いと思います。
6. 送付
セットアップしたデバイスを相手先に送ります。Wifiのパスワードを入れてもらえばOKなはずです。 Echoデバイスの場合、amazonのパスワードも必要かもしれません(なぜか聞かれた)。
7. Wifiの設定をしてもらう
スマホ触ったことないので、説明がうまく行かずで...まぁ、大変でした。 あと、Fireタブレットのカバーを折り曲げて立てかけるのにもなんか苦労しました。
昼休み中にやったんですが、30-40分くらいはかかったので、時間の余裕のある時にやったほうが良いと思います。
以下のような手順で教えると良いかもしれません(Fireタブレットを想定)。どんなに相手がとまどってもゆっくり待ちましょう。 使ったことのないデバイスなので、相手のほうがパニックです。
- デバイスの持ち方・ボタンを教える
- カメラ穴はわかりやすいので、それを認識してもらう
- そこから電源ボタンを教える
- ロック解除(と言っても通じないので)
- 下にある鍵マークを上から下に指でなぞるとかで説明する(スワイプとか通じないので)。
- ホームにいることを確認する
- 迷子になったら、ホームボタンは教える(画面中央下の丸いボタンのような説明)
- 上から下になぞると、アイコンがならんだ小さい箱がでることを確認する
- さらに上から下になぞって、右下の歯車マークを触ってもらう
- ここでタップという言葉は教えておいたほうが良いですね
- インターネットをタップ
- Wifiの設定をタップ
- 自分の家のWifiを選んでパスワードを入力してもらう
- 入力方法についても教える(英数の切り替えがどこにあるかとか)
- ホームボタンをタップ
- Alexaアプリを起動
- 青背景に白い丸のアイコンといえばわかりやすい
- 画面下部の5つ並んでるアイコンの左から2番目の「通話」をタップ
- 上の方に4つ並んでるアイコンのコールをタップ
- 連絡先を選んで、Alexaビデオ通話をタップ
これくらいかみくだけばいける...んじゃないかな...。
8. 通話
後は、実際に通話して終わり、です。
まとめ
まとめることは特にないのですが、なかなか祖父母や叔母と顔を見て話す機会がなかったので、うまくいって良かったです。 顔見て話したいけど、スマホ持ってないんだよな〜という人のお役に立てれば幸いです。