三宅島旅行
3/17-3/19に三宅島に行ってきました。毎度ですが(というほど書いてないけど)、目的は鳥を見に。なお、長いです。
17日土曜日の午後に飛行機で行って、一泊して帰るつもりだったのですが、17日の飛行機の最終便が機材故障の影響で、出発時間が早まってしまい、やむなく22:30発の船で行くことにして、18日に宿泊することにしました。
ちなみに、飛行機は調布飛行場からの出発になり、搭乗30分前には手続きを済ませる必要があります。ネットでの予約は3時間前、電話の場合は1時間前くらいまでとのことでした。
船は東海汽船で竹芝桟橋から出発し、三宅島、御蔵島(停泊できないこともある)を経由して八丈島まで行きます。出発の30分くらい前に買ってれば行けるんじゃないでしょうか(15分前には出港手続きを済ませなければならないと書いてます)。三宅島からの場合は、出港先が天候によって異なるため、11時にならないと出港地が決定されず、12時〜13時15分までの間に購入する必要があるそうです(予約はできる)。ちなみに、東海汽船の株主の場合35%オフの優待券がもらえるらしい。日本野鳥の会のメンバーの場合、1割引で購入できるらしい(知らなかった、損した)。インターネットで事前予約している場合も割引を受けられます。詳しくはこちら。
初めてなんで、1時間前くらいに竹芝桟橋に到着。特二等のチケットを購入しました。乗船は出発の20分前から。それまでに翌日の朝飯を売店で購入しました。
下記の橘丸という船です。ノルウェーの国旗ぽいものは、東海汽船の社旗であって、関係はないそうです。写真に釣り人らしき人が並んでますが、三宅島で釣りの大会があったらしく、結構いました。
船内は思ったより良かったです。トイレも綺麗だし、特二等は2段ベッドがずらっとならんでいる部屋で、ベッドは薄いマットレスですが割と寝心地は良かったです。二等も特二等も大きめのリュックがぎりぎり入るくらいの鍵のかかるボックスが付いています。土曜の夜は客が少ないということで、僕のいるスペースには僕一人だけでした。レストランも付いてましたが、既に軽く食べていたので、餃子だけ頼みました。まぁ、普通。
その後は朝4時に目覚まし(Hushってのを使ってます。久々に見たらBoseに買われてた)をかけて、さっさと寝ました。起きてから、シャワーを浴びて(持参してましたが、タオルは3階の自販機で売られてた)、下船。バスやタクシーの迎えが来ていますが、そこには宿の送迎は来れないそうです。通りすぎてまっすぐ行くと、宿の人が迎えに来ています。新鼻(にっぱな)荘という宿に泊まりましたが、錆ヶ浜港から宿までは車で10分くらい。既に布団も敷かれていて、一般の人は仮眠とか取るのかもしれませんね。僕は鳥を見るのにちょうどいい時間なんで、そのまま大路池というところへ向かいました。会計の時に知りましたが、朝休憩というのが料金に入ってました。船と連絡しているバスもあるようなので、そっちを使ったほうが良かったかな。ちなみに、部屋はノーセキュリティな感じでした。鍵がないw
宿を出たところで、早速鳥がいました。ヤマガラの亜種のオーストンヤマガラです。
この後、いくらでも撮り放題なところにいったので、ここであんまり粘る必要はなかった。ちなみに新鼻荘の庭にもたくさん来てました(これも庭で撮ってます)。
宿から大路池までは10分くらい。池に降りちゃうとあんまり見れないというアドバイスでしたが、まぁ、適当に歩いてみました。
池には鴨やオオバンが数匹、シジュウカラの鳴き声や、コゲラの声と枝を叩く音がしょっちゅう聞こえました。コゲラは、普通のコゲラではなくて、ミヤケコゲラというようです。見た目の違いはよくわからかないです。
次に見たのは、タネコマドリ。撮った時はなんだろうなーと思ってたんですが、コマドリでした。撮ってたにも関わらず、綺麗な声はするけど、姿見えないなーとずっと探していた。間抜けだ。
アカコッコも居ました。雰囲気はアカハラに似てるきがします。同じツグミ族ですね。
下のはカラスバト。かなりでかい鳩です。体長40cmくらい。警戒心が強いらしくすぐ逃げる。これは翌日の写真で、長太郎池から坪田地区まで歩いている途中でみかけました。
メジロは大量にいましたが、これもシチトウメジロという亜種で普通よりクチバシや翼が大きいそうです。
大路池の近くにあるアカコッコ館というところにも行ってきました。今年は酉の日ということで、たまに無料開館になっているそうです。というわけで、18日は無料で入れました(通常は200円)。奥の方に鳥を観察できる場所があって、そこにヤマガラが大量にいました。僕が見た時は居ませんでしたが、アカコッコも来るそうです。というわけで、再度、オーストンヤマガラ。
10時過ぎくらいまで大路地をずっとうろうろしてたんですが、お腹が空いたので、買っていたパンを軽く食べて、11時過ぎた頃に、どこかでご飯を食べようと思い、一旦宿に戻りました。宿では昼食をやっていないということだったので、宿から北に向かったあたりに飯屋が何軒かあるらしいと聞いたので、向かってみました。
最初にアカコッコ館で食事のできるところを聞いて紹介してもらった食堂「あいうえお」というところに向かったのですが、宿から1.2kmくらいあります。まぁ、野鳥を見ながら行けばいいやということで行ってみたところ、急用でお休み...。他にもいくつか食事どころを当たるが、どこも開いてない。仕方ないので、進八屋という売店でパンを買うが、三宅島まで来てパンかーという感じなので、更に歩いたところ、ミヤケハートショップというところがあり、2Fで食事と書いてあるので期待に胸を膨らませた...が、食事はやってない...と言われてしまう。ただ、店内の弁当を2Fで食べるのはOKということでしたので、購入して2Fで昼食。稲荷と明日葉とアジの和え物とイワシのから揚げ。
お店の前に猫がいました。おそらくお店の猫。
その後、同じ道を戻るのもつまらんなーと思い、更に北上、なんかないかなーと思いながら歩いていましたが、見事に何もない。景色のみ。鳥もあんまりいない。
御蔵島が見える。
ウミウですかね、多分。
結局、サタドー岬まで歩いたところで、バスの時間が近かったので乗って帰ることにしました(ちなみにバスは1時間か2時間に1本くらいです)。
サタドー岬のところにはやたら猫が居ました。写真は一部。
アカコッコ館からサタドー岬までは、Google Mapによると7.5km。大路地を何度か往復したり飯屋探して数kmは軽く歩いているので、10km以上は歩いたことになります。相当疲れました。夜は星が綺麗かなーと思ったんですが、21時には宿の玄関が閉まってました。まぁ、窓から見る限り星は見えなかった。
翌日は、5時に起床し5時半くらいに、大路地に向けて出発。声は聞こえど、姿は見えずという感じでしたが、アカコッコが(前日よりは)まともに見れました。正面からは見れずじまいでした。
後、タカっぽい何かが獲物を運んでたんですが、まともに写せなかった。止まった場所を特定しそこねて、あの辺にいるはずだなーと思って適当に撮ったのと、かなり遠かったので、判別不能。カラーリング的にミサゴかもしれない。
8時頃に宿に戻り朝食。女将さんに伊豆岬まで行きたいという話をしていると、宿泊している人が「送ってあげるよ」と言ってくださったので、お言葉に甘えて送ってもらいました。伊豆岬からは、伊豆諸島の島々を見ることができます。天気が良ければ、富士山も見えるらしい。
そこから薬師院まで徒歩で移動。途中でアカコッコを見ましたが、撮る前にどこかに行ってしまいました。アカコッコは割と不用意に飛び出してくる印象...。薬師院に行く途中で、ミソサザイがいました。三宅島のミソサザイは、モスケミソサザイというらしく、普通のより色が濃い目だそうです。普通のミソサザイは沢にいますが、三宅島のは陸地の大木の近くとかでちょこまか動き回っているようです。奥の大木のあたりに居ましたが、素早くて全然撮れませんでした。
11時頃のバスで何か土産でも買うかなーと思って、阿古に移動したけど、特に何もない。錆ヶ浜港まで行くべきでした。まぁ、錆ヶ浜港に行っても...ほとんどないですけどね。若干買い物をした後、電話で迎えに来てもらいました。
しばらく宿で休憩後、12時40分くらいに三池港へ向かいました。船は13時30分に出航。
港を出てからは海鳥を見るのにデッキに出ましたが、風も割とあるし、揺れてるし、潮風でべたつくし、なかなか大変だなーと思いつつ、レストランの開く17時近くまでは大体デッキに居ました。しかし海鳥は結構遠いところを飛んでいるので、よくわからない。
オオミズナギドリ(?)の群れ。
レストランで食事をして、軽く休んで、18時くらいに、夕景が撮れればなーと思いましたが、あいにくの天気だったので、船室で寝てました。ちなみに、行きと違って二等船室です。一応区切られてるけど、床に寝る感じですね。ちゃんと寝るなら、特二等以上が良いと思います。
竹芝桟橋に近くなると、レインボーブリッジや東京タワーが見えてきます。
竹芝桟橋到着後、売店に寄ると、三宅島で買ったものがだいたい売ってたことにショックを覚えつつ、会社の土産を買って帰りました。
楽しい旅行でしたが、三宅島は全般的に電波が弱いですね。人家のある方はまぁ、大丈夫なんですが、大路地のあたりは全然でした。船上ではwifiがありますが、下の方の階は繋がりにくいです。一等以上はまともにつながるかも(ラウンジもつながる)。デッキ上だとキャリア回線も普通に使えてたような気もする。iijmioとY!mobileの2つ持ってるんですが、Y!mobileはダメなところが多かったですね。やはり、docomo網は強いと毎度思います。